合理的配慮に関するガイドライン ~ 障害者権利条約批准と国内履行にむけて ~ <合理的配慮とは> 合理的配慮とは、障害者権利条約で定義された新たな概念であり、障害者の人権と基本的自由及 び実質的な機会の平等が、障害のない人々と同様に保障されるために行われる「必要かつ適当な 合理的配慮に関する基本的な考え方は、以下のとおりである。 1 合理的配慮は、個々の事情を有する障害者と事業主との相互理解の中で 提供されるべき性質のものであること。 2 合理的配慮の提供は事業主の義務であるが、採用後の合理的配慮につい 合理的配慮に応じた措置をとること (その結果として、障害者でない人と異なる取扱いとなること) 例:研修内容を理解できるよう、合理的配慮として障害者のみ独自メニューの研修をすること など 2 1 雇用分野での障害者差別の禁止 合理的配慮指針では、すべての事業主を対象に、募集や採用時には障害者が応募しやすいような配慮を、採用後は仕事をしやすいような配慮をすることなどを定めています。 厚生労働省では、今後、平成 28 年4月の施行に向けて準備を進めていきます。